”日本に外国人富裕層が来ない理由は、税制云々ではなく、コミュニケーションの困難性や地理的文化的隔絶に求められる気がします。であれば、解決は困難で
す。逆に考えれば、日本人が容易に海外に出ていけない理由もここに求められます。そもそも、海で隔てられた日本とヨーロッパなどの大陸諸国とを単純に比較
する事自体が無理があり、相続税を下げて金持ちを優遇するだけでは外国人に日本を訴求するには弱すぎます。日本では、税制をいくらいじくっても、金持ち争
奪戦の「国際競争力」は付かないでしょう。その上、日本で問題なのはお金の量ではなく(金融資産は十分にある)、その使い道がないことです。長らく低金利
なのに預貯金は積み上がる一方。膨大な富がリスクを避けながら預貯金となり、果ては国債に向かうといった形でぐるぐると回っているというのは異常です。
相続税についていえば、むしろ控除体系を見直して課税ベースを拡大させ、税率も上げてしまえばいいと思います。これとセットで、贈与税の控除額を大幅に
引き上げ、寄附金税制も抜本的に見直しすればいいです。日本の富の大部分を保有する高齢者から若い世代への資産移転を促し、寄付金税制の見直しによってア
メリカのように高所得層の慈善寄付金の拡大を制度的に後押しするのです。優遇すべきは、お金を使わない金持ちではなく、リスクの担い手や世代間の資産移転
を積極的に行う金持ちです。死蔵する膨大なお金をこれからどう生かしていくかを考える方がはるかに意味があります。
「金持ち争奪戦」に参加する意味はない :投資十八番 (via gtokio) (via pdl2h) (via pedalfar)
2010-04-17
(via
passionflower)